あなたは今、誰のために生きていますか?
患者さんのために。家族のために。会社のために。 気づけば「自分のために」という選択肢が、どこかに消えていた——
もしそんな感覚が少しでもあるなら、この記事はあなたのために書きました。
消耗していた、あの頃のわたし

看護師として働いていた頃のわたしは、「与えること」が正義だと信じていました。
夜勤明けでも患者さんの話を最後まで聞く。休憩を削っても処置を終わらせる。自分の体が悲鳴を上げていても、「もう少しだけ」と言い聞かせる。
それは使命感からでもあったし、「役に立てている自分」でなければ存在価値がないような、どこか歪んだ恐れからでもありました。
心が静かに、でも確実に、すり減っていきました。
感情が動かなくなっていく感覚。休日に何もしたくない。好きだったはずのことが、好きかどうかわからなくなる。
あれは燃え尽きではなく、自分自身との別れだったと、今ならわかります。
最初の場所——南米の夜、サルサと出会った
退職を決めたとき、わたしは衝動的に南米行きのチケットを買いました。
理由なんてなかった。ただ、知らない場所に行かなければ、本当に壊れてしまいそうな気がした。
そこで出会ったのが、サルサ(ラテンダンス) でした。
音楽が鳴った瞬間、足が動いていた。考えるより先に体が動く、あの感覚。

それまでのわたしは、常に「正しく」あろうとしていた。正しい看護を。正しい判断を。感情を表に出すことは、プロとして「弱さ」だと思っていた。
でもダンスフロアでは、感情を出した人間が美しかった。 喜びを全身で表現する人が、輝いていた。
南米の夜の空気の中で、わたしは初めて泣きました。 抑え込んでいたものが、音楽とともに溢れ出した。
「ああ、わたしはまだ生きていたんだ」
ふたつ目の場所——山小屋で気づいた「今」の尊さ
帰国後、山小屋で働くことになりました。
毎朝、同じ山を見ていた。でも、一瞬として同じ景色はなかった。
夜明けの空の色。風の向き。雲の形。光の角度。 昨日と同じように見えて、完全に違う「今」がそこにあった。
山はわたしに教えてくれました。
過去を悔やまなくていい。未来を恐れなくていい。 今、ここにいることが、すべてだ。
看護師時代、わたしは常に「もっとうまくできたはず」「明日また失敗したら」という声と戦っていました。でも山の上では、その声が静かになっていった。
標高が上がるほど、余計なものが削ぎ落とされていく。 山は、わたしを「今」に引き戻してくれる場所です。
みっつ目の場所——星が教えてくれた「自分のリズム」
看護師時代のわたしは、夜勤の合間に窓の外を見る余裕すらありませんでした。
けれど、山小屋での目まぐるしい仕事が一段落したある夜、同僚と肩を並べて見上げた空には、吸い込まれそうなほどの満天の星が広がっていました。
視界を横切る大きな流れ星。
その一瞬の光を見たとき、不意に涙がこぼれました。 宇宙の長い歴史から見れば、私たちの人生も、この流れ星と同じ一瞬のまたたきに過ぎない。 だったら、誰かのために自分を削り続けるのではなく、この一瞬を、私のために、最高に輝かせて生きるべきではないか。
あの夜の星空が、わたしに占星術(星の教え)と、自分を慈しむ生き方(予防医療)を繋げてくれたのです。
星を読むようになってから気づきました。星の巡りとは、自分がどのタイミングにいるかを知る地図だということ。
川には流れがあるように、人生にも流れがある。無理に漕ぎ続けなくていい時期がある。思いきり進む時期がある。
「今は休むことが正しい」と、罪悪感なく思えるようになったとき——それは、わたしにとって革命でした。

このブログについて
Peak & Planetは、3つの柱で「一生自分らしく動ける人生」を届けるブログです。
🏔 登山 山は最高の自分に戻るためのステージ。体を動かし、今この瞬間に帰ってくる場所。
🌿 予防医療 元看護師として、「病気になってから治す」ではなく「ずっと自由に動ける体を作る」知恵をお届けします。
⭐ 占星術 星の巡りを知り、自分のバイオリズムで生きる。無理しない、でも諦めない人生のための地図。
そして、これら全てを繋ぐのがラテンダンス。感情を解放し、自分の中の生命力を踊りで表現すること。
あなたへ
誰かのために頑張りすぎて、自分が何者かわからなくなっているあなたへ。
大丈夫です。自分を取り戻す場所は、必ずあります。
わたしにとってそれは、南米の夜であり、山小屋の朝であり、夜空の星でした。
あなたの「取り戻す場所」を、このブログが一緒に探す地図になれたら。
